GaRiYa Essay

そろそろお盆ということで。 vol.282

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    そろそろお盆ですね。
    今年はなんと初盆猫が二匹。
    モズクちゃんとジュニアです。

    去年はそこで、ウロチョロしてたんだけどな…しかし18歳と15歳です、
    「欲は言うまい!」

    そう言えば、Mさんちのモモちゃんも初盆です。享年二十二歳、ヒト年齢なら百歳を超えますから、
    「も〜いいだろ?」
    というくらいのご長寿さんだったのですが、Mさんの失意レベルときたらハンパなく、未だ癒えておられないご様子に、
    「こりゃモモちゃん、心配してるな…」

    すると案の定、
    「今朝、モモちゃんが逢いにきてくれました!ベッドの下に座っていて、撫でたらコツンと当たって(感触があって)、それからどんどん小さくなって、上のほうに消えて行きました」

    おおかたの人は
    「夢でも見たんだろ」
    で一笑に付す出来事ですが、
    「よかったね、また遭えて」
    …私は素直に悦びました。

    ちなみにこういうのは、猫であれ犬であれ人であれ、普通に起こっているんですよ。

    たとえば先日の飲み会席でのこと、二年前にご主人を無くされたYさん曰く。
    「私がボ〜っとしとうと、『危ないやないね!』って主人の声が、しょっちゅう聞こえて来よったとですよ」
    ところがその声も一年でピタリ、聞かれなくなったそうです。

    また先日、外国人であるTさんとの談笑中、
    「父には心配ばかりかけて、死に目にも会えず…」
    と顔を曇らせたので、
    「お父さんは会いに来てたよ。飛行機に乗らなくても、すぐ来れるから」
    と慰めたところ、
    「…こんなこと言うと気持ち悪がられるかもしれませんが…部屋の角を見ると、よく、父が立っていました。」

    とにかく、そういうことのようです。

    シルクちゃんも、よほど私が心配だったのかいろんなサインを送ってくれましたが、今はまったくありません。

    でも、いつ頃からでしょう…シルクちゃんと同じように、サンちゃんがピタリ私に寄り添うのです。
    膝の上、パソコンの横…
    「あれっいない…いた」
    今、足下で眠っています。

    足下のサンちゃんに、
    「サ〜ンちゃん」
    すると顔を上げ、
    「…………………ナッ」
    と、アイコンタクト。

    要するに愛は、
    猛暑も次元も、超えるんですよ。


    (長澤 由起子)


    写真キャプション►サンちゃんです。