GaRiYa Essay

はじめての猫だんご Vol.24(通算Vol.314)〜マイ スウィートライフ ウィズ キャッツ〜

0

    帰り道、エサヤリさんたちとよく出逢います。
    おかげで、野良ちゃんたちは幸せです。
    ところが、サッと離れる方もいらっしゃいます。

    たぶん、「あなたたちが無責任にエサをやるから、野良猫が増えて困ります!」
    なんて、苦情を言われてきたのでしょう。
    とんでもない。
    小さな命に注がれる優しさは、見ているコッチまで癒されます。
    「ごくろうさま〜」
    と、まずは労をねぎらいながら
    「こんな所で赤ちゃんが産まれたら、可哀想ね…すぐ病気になるし…車にひかれたりするし…餓死したりするし…」
    とか、モニョモミョつぶやく私です。
    さて、家猫の寿命は伸びまくっています。
    なにしろ狃夙歳以上用〞の猫フードが堂々と棚に並ぶ時代です。
    ところが野良ちゃんはどうでしょう。
    三年以上生きる猫はやはり、少ないように思います。
    たとえばこんなことがありました。エサ場の一つとして我が家に通って来る爛燹〞が、三歳になった頃の出来事です。
    「どうして食べないの?」

    「………」
    「これ、美味しいよ〜」
    「………」
    なんと、グッタリしています。
    幸いにも通院の甲斐あって、一週間ほどで全快。

    するとまた止めるのも聞かず
    「ニャッ(世話になったな)」
    と、出て行きました。
    しかし、この出来事から我が家は猝し場〞への昇格を果たしたようです。
    それからわずか半年後、まさに瀕死の状態で転がり込んで来たからです。
    「あと一日遅かったら死んでいましたよ」
    …と、T先生。
    脱水からの回復を待って、右眼球の摘出手術が行われました。
    退院してからも、さらに我が家で一ヶ月ほどの療養が続きました。
    その間、
    「ムーかわい〜ウインクしてるぅ〜」
    が気にさわったのか、縫い合わされた上下のまぶたを自力で抜糸。

    結果、ピンクの目穴がポッカリです。
    気の弱いエサやりさんがご覧になったら
    「ギャ〜ッ!」
    なんてコトもありますので、心配していたのですが、
    「カタメちゃん」
    の愛称で親しまれているようです(ホッ)

    以来、二日と空けずにやって来て、お泊まりしていくことも増えました。
    それでも倏だんご〞で眠る猫たちとは距離を置いて、ヨソ者オーラ、ビンビンッです。
    ところが先日…そこにワカメが乱入しました。
    混乱するムーをよそに、ゴロ〜ンです。
    そこに、グレイが加わりました。
    そして、ダンケも加わりました。
    ムーのために敷いていた御客座布団(もうボロボロ)が超満員になって、初めてムーは倏だんご〞になりました。
    そう…気付いてないのはムーだけで、実はとっくに、家族だったのです。