GaRiYa Essay

真夜中のパーティ Vol.22(通算Vol.313)〜マイ スウィートライフ ウィズ キャッツ〜

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    我が家はいわゆる二世帯住宅です。
    ちなみに一階がヒト世帯、二階がネコ世帯(プラス私)で、いちおうキッチン付き。

    事件はこのキッチンで起こりました。

    その夜、久しぶりにキッチンに立っておりますと、背中に妙な気配です。
    振り向けば、猫、猫、猫、猫…猫が居るのはあたりまえとして、問題はその目線です。
    沸々と煮えたぎる鍋に、一直線!
    しかも犲分たちのゴハン瓩箸い勝手な思い込みでソワソワしています。

    「カリカリと猫缶、食べたでしょ?これは、私のゴハンです!」
    身振り手振りもつけて、説明しました。

    ところが目線はそのまんま。ソワソワもそのまんま。
    そこで、
    「食べれるもんなら食べてみなさいよ!」
    もう、行動で示すしかないと思ったわけです。

    出来立てのアツアツを猫トレーにぶちまけました。すると猫たちが一斉に口をつけました。そして、
    「!」
    ビックリして、一斉に猫トレーから身を引きました。

    「猫は熱いのはダメなの。これでわかったよね」
    なんだか勝ち誇った気分でした。

    ところが、これが大間違い。
    5秒もすると一匹が戻り、そして二匹が戻り、三匹が戻り四匹が戻り…ハフハフ音を立てながらの完食です。そして、
    「ニャ!(もっとくれ!)」
    の大合唱です。

    「猫舌は、真っ赤なウソだったのか…」
    こうした思い込み、つまり常識のウソに、私はいったいどれだけ騙されてきたんだろうと、ひどくシミジミしたものです。

    それにしても猫たちはグルメです。外食の残りをお土産に持ち帰ると、
    「ウンニャ・グンニャ・ウンニャ・グンニャ・ウンニャ・ウンニャ(舌鼓)…」
    プロとアマ(私)の違いを見せつけます。
    「くやしい…」

    おかげで少し、料理の腕を上げました。煮物、焼物、揚げ物…もう何でも来いって感じです。もちろん調味料(薄味です)にもこだわります。

    帰宅するとキッチンに直行です。
    なにしろ保護猫たち含めて十四匹。
    作ったほうが安上がりでお腹いっぱい食べさせてあげられるというのも、最近の理由になっています。

    料理が始まると、駆け回ったり寝たりしていた猫たちが、キッチンにゾロゾロ集まってきます。
    その可愛いさはまるで、働くお母さんの背中を見る子供たちです。

    肝心の私のご飯ですが、チカラ尽きてほぼインスタント(チキンラーメン)です。
    ところがそれも、
    「ニャ〜(シメはラーメン)!」
    ということに(涙笑)

    とにかく、いっぱい食べて飲んで騒いで…我が家は毎晩、宴会です。