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GaRiYa Essay

三匹の仔猫たち Vol.19(通算Vol.310)〜マイ スウィートライフ ウィズ キャッツ〜

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    そろそろお盆だから…というわけでもないんですが、先日柴田久美子さんにお会いして、彼女のライフワークである犂納茲〞について、たっぷりお話をうかがうことができました(8P・9Pをぜひお読みください)。


    柴田さんのお話の中で特に興味深かったのは、牋簑里ら抜け出た魂が乳白色の光のような形状をしている〞というくだりです。
    普通なら、
    「見たことないし…」
    とか、
    「へ〜…」
    なのですが、私は1万%理解しました。
    「どうしてそんなに解るんですか?」
    と不思議がられるほどですが、答は簡単です。
    「そういうのは、とっくに猫たちが教えてくれましたから」

     

    時は二十年ほど遡ります。
    1997年12月24日、天気は大雪。
    この日シルクちゃんは、私の腕の中で息をひき取りました。


    今にして思えば、まさに猜いて逝かせる〞という理想的犂納茲〞の実践でしたが、当時の私はそんなの、知ったこっちゃありません。
    抱いて逝かせた後も、抱きっぱなしです。

     

    そこに、見かねた母が割り込んできました。
    「はよ、火葬しちゃらないかんやろが」
    あんまり言うので、受入れました。

    シルクちゃんを抱いたまま、観葉植物をかき集めました。そして祭壇を作りました。
    ひいらぎの赤い葉が、花の役目をしてくれました。

     

    毛布を敷いてシルクちゃんを横たえるとまた、声をあげて泣きました。
    そしてカメラを手にし、シャッターを切り始めました。
    見る影もなく痩せ衰えたシルクちゃんでしたが、灰になってしまうことへの、せいいっぱいの抵抗でした。

     

    年が新たまっても、涙は止まりませんでした。職場であれ通勤列車の中であれ、おかまいなしでした。


    そんな或る日のことでした。
    涙でボ〜っと霞んだ目が一点に釘付けになったのです。遺体の写真が出来上がって来ましたので、ナニゲにそれを眺めていた時のことでした。
    「シルクちゃん!」
    なんと、シルクちゃんがやわらかな乳白色の光になって、自分の遺体とツーショットしてるじゃないですか!


    狠θ〞という形容がピタリで、むしろ新しい命を感じさせます。しかも、
    「もう苦しくないよ。ホラ、こんなに元気になったよ。だからもう泣かないで」
    …と、そんな思いがビンビン伝ってきたものですから、
    「ワカッタ!」
    やっと、涙が止まりました。


    柴田さんの話に戻りますが、犂納茲〞ことは猖賃腓淵┘優襯ーのバトンを渡される〞こと。

    …とすれば、たくさんの猫たちを看取ってきた私は、どんだけ膨大なエネルギーを受け取って来たんだろうと。


    たぶんそうなんでしょ、ヘコタレませんもん(笑)