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GaRiYa Essay

サプリの声は  風の音 Vol.14(通算Vol.305)〜マイ スウィートライフ ウィズ キャッツ〜

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    サプリは、男の子たちばかりの我が家における紅一点です。
    きょうだいより私とツルみたがります。
    たぶん、同性のよしみでしょう。

    デスクワークの時はヒザに乗ってきます。
    けっこう重いんですよ。
    ガマンできなくなります。

    「どいて」
    「………」
    「降りて」
    「………」


    「降りないなら降ろす!」
    「………」

    それで、
    「ヨッコラショイッ」
    と抱き上げて、ポ〜ンと放り投げるんですけど、スグ戻って来るんです。
    猫ブーメランです。

    立ち上がると、これまたピタリくっついてきます。行き先がトイレでもくっついてきます。
    なにがそんなにうれしいのか、弾けるようにくっついてきます。

    狙いは、そこでもヒザ乗りです。
    「ムリ!」
    「………」
    「ダメ〜ッ!」
    「………」
    かなりシビヤな攻防戦ですが、水音の爛献磧辞瓩妊ルッと向きを変えてドアへと突進…一歩先を読んでます。

    さて、そんなある日のことでした。
    「ナニこの臭い?」
    発臭元はなんとシャワールーム。
    排水口を見ると茶塊がボトッ…猫ウンコでした。

    「クサイ、キタナイ、バカ猫…」
    ブツブツ言いながら洗浄を終えたところで目がテンになりました。
    あらんことか、待ってましたとばかりに排水口に歩み寄るや悪びれることもなく腰を落として、ジョ〜。

    「サプリ!」
    「…………」
    「ダメでしょ!」
    「…………」
    「バカ猫サプリ!」
    「…………」

    なおも呆れたことにサプリの爛献〜瓩蓮▲轡礇錙璽襦璽爐砲箸匹泙蕕此部屋の
    〈手洗い鉢(写真上)〉にまで及ぶようになったのです。

    それで、やっと気がつきました。サプリは私とツルみながら学んでいたのです。
    砂の中に埋めるより水で流したほうがスッキリするという、当たり前の事実を学習したのです。
    そしてなんと、応用したのです!
    …バカ猫は撤回です。

    サプリはもちろん、バスルームにもくっついて来ます。
    たださすがにお湯は苦手のようで、タブのヘリをグルグルしながら、猫タッチと頭突きを繰り返します。

    「落ちるよ〜」
    「…」
    「気をつけなさ〜い」
    「……」
    ちょっとハラハラです。

    そんなある日のこと、ついにボッチャ〜ン。
    「ヒューン!」
    「ほ〜ら、言わんこっちゃないでしょ!」
    「ヒュ〜ン!ヒュ〜ン!ヒュ〜ン!」

    …サプリには声がありません。でもボッチャ〜ンのショック以来、風が吹くようになりました。

    たとえば、仕事を終えて帰宅して見上げた我が家から、
    「ヒュー」
    かすかな風音が聞こえます。バルコニーからサプリが身を乗り出して、、
    「ヒュー〜ヒュー〜ヒュー〜」
    「ただいま〜」
    「ヒュー…ヒュー…ヒュー…ヒュー」

    こんな光景を誰かが見たら、夜空にヒトリゴト言ってるアブナイヒト?

    ところで名前には、つけた人の願いが織り込まれたりするものですが、
    「私に足りないものを、シッカリ補ってくれる猫にな〜れ!」
    …というわけで、効果効能がとっても楽しみなサプリなのです。